平成18年12月 財団法人 理容師美容師試験研修センター
| 衛生上の取扱試験採点基準 |
1.評価基準 (1)評価配分 1.受験者に関する衛生種目 50点 2.器具・布片類に関する衛生種目 50点 合計 100点 (2)評価項目及び配点 各項目の最高減点を10点とし、審査は減点方式によるものとする。 2.採点基準(減点方式)の基本的な考え方 各採点項目の配点が減点の最高点であり、採点は原則として配点から5点刻みで減点を行う。 その採点基準は以下のとおりである。 5点減点…………………減点対象事項のいずれかに当てはまる場合 10点減点………………減点対象事項が2つ以上に当てはまる場合 3.各採点項目における留意事項 1 手指・爪の衛生状態 (最高減点10点) 手指及び爪の衛生状態を審査する。 【減点対象】 (1)手指又は爪が不潔である場合 (2)爪が伸びている場合 (3)試験開始前に手指消毒を行わなかった場合 2 作業衣とマスクの衛生状態 (最高減点10点) 作業衣の条件違反及び衛生状態を審査する。 理容では、マスクの衛生状態及び着用状況も併せて審査する。 【理容・美容共通減点対象】 (1)作業がない場合 (2)作業に適さない形態の作業衣の場合 1.エプロン型のもの 2.作業衣の袖から着衣が出てしまうもの 3.丈が短く、腰まで隠れないもの (3)色が濃く、汚れが目立たない作業衣の場合 (4)作業衣やマスクに氏名、店名、学校名及びこれらを表す記号がある場合 (ただし、ブランド名、商品名は可とする。) 【理容のみの減点対象】 (5)マスクがない場合 (6)マスクが清潔でない場合 (7)フェイスシェービング作業中にマスクを着用しなかった場合 (8)マスクはしているが、口だけに当てて、鼻が出てしまっている場合 3 履物の不適格及び服飾状態 (最高減点10点) 受験者の履物及びアクセサリーを含む服飾状態を審査する。 【減点対象】 (1)作業に適さない履物である場合 1.スリッパ 2.踵が固定できないサンダル型の靴 3.不安定な5cm以上のハイヒールや厚底靴 (2)履物に穴が開いていたり、著しく不潔な場合 (3)スラックスやスカートの裾が床に着くほど長い場合 (4)課題作成作業時間中、床にひざを着いている場合 (5)作業に適さないアクセサリーを装着している場合 1.指輪、ブレスレット、腕時計を着用している場合 2.垂れ下がるほどの長さのネックレスを着用している場合 (6)作業中、受験者の頭髪がモデルウイッグにかかっている場合 4 モデルウイッグの取扱 (最高減点10点) モデルウイッグの衛生状態及び取扱について審査する。 【減点対象】 (1)理容では、仕上がり審査時点でモデルウイッグの顔面に明らかに水や毛髪等が付着している場合 (2)美容では、仕上がり審査時点でモデルウイッグの顔面に明らかに水やローション、毛髪等が付着している場合 (3)作業中、モデルウイッグを落下させた場合やモデルウイッグの取り扱いが著しく乱暴な場合 5 消毒・未消毒の区分 (最高減点10点) 器具・布片類は消毒、未消毒の区分が適正に行われているか、また適正な表示がされているか審査する。 【減点対象】 (1)器具類の消毒、未消毒の区分が適正にされていない場合 ・使用した器具類を消毒済の器具皿に戻して作業をしている場合 (2)布片類の消毒、未消毒の区分が適正にされていない場合 ・作業で汚れたタオルを交換せず、使い回している場合 (3)器具類の各容器に消毒、未消毒の表示が適正にされていない場合 1.消毒済(未使用)と表示した器具皿と未消毒(使用中又は使用済)の表示をした器具皿がない場合 2.美容では、ロッドケース、ローラーケース、ピン皿に消毒済(未使用)又は未消毒(使用中又は使用済) の表示がない場合 6 器具・布片類の不備 (最高減点10点) 器具・布片類の不備について審査する。 【減点対象】 (1)器具類や布片類が指示どおりに準備されていない場合 (2)器具類や布片類に氏名、店名、学校名及びこれらを表す記号がある場合 ただし、ブランド名、商品名は可とする。また、タオルで中間に赤又は青のストライプのあるものに ついても減点対象としない。 【理容のみの減点対象】 (1)乳液やパウダー、整髪料に内容を示す適切な表示がない場合 ただし、乳液及び整髪料のミニチュア瓶の使用は減点対象としない。 また、乳液及び整髪料を詰め替えた容器で持参した場合も、表示がしてあるものは減点対象としない。 (2)カッティングクロス及びシェービングクロスを忘れた場合 7 器具・布片類の衛生状態 (最高減点10点) 器具・布片類の衛生状態を審査する。 【減点対象】 (1)持参した器具類に錆や毛髪、汚れ等が付着していた場合 (2)持参した布片類に毛髪や汚れ等が付着していた場合 (3)色が濃く、汚れが目立たない布片類の場合 8 器具類の衛生的取扱状況 (最高減点10点) 器具類の取扱について審査する。 【減点対象】 (1)明らかに汚れた器具類を使用した場合 1.毛髪等が付着していて不衛生な器具類を使用した場合 2.整髪料やセットローション等が付着していて不衛生な器具類を使用した場合 (2)落下した器具類を無許可で再使用した場合 (3)自損事故による血痕が付着した器具類をそのまま使用した場合 9 布片類の衛生的取扱状況 (最高減点10点) 布片類の取扱について審査する。 【減点対象】 (1)明らかに汚れた布片類を使用した場合 1.毛髪等の付着がはっきりとわかる布片類を使用した場合 2.色が濃く、汚れの目立たないタオルを使用した場合 3.自損事故による血痕が付着した布片類をそのまま使用した場合 (2)落下した布片類を無許可で再使用した場合 10 消毒薬品の不備 (最高減点10点) 消毒薬品の不備を審査する。 【減点対象】 (1)指頭消毒器がない場合 1.指頭消毒器以外の容器を持参した場合 2.容器に消毒薬品の表示がない場合 (2)指頭消毒器の中のアルコール綿がない場合 (3)綿に消毒用エタノールが十分に浸されていない場合 11 失 格 条 件 以下の場合は失格とする。 (1)不正行為 1.受験者間での私語や器具・用具の貸借等があった場合 2.作業中、バッグの中から新たな器具・用具を取り出したり、交換した場合 (2)受験態度不良 試験委員の指示に従わず、著しく態度不良である場合 |