消費者と共に楽しめる企画

(メールマガジン週刊「日本の理美容室」執筆原稿)


【提案−1 金魚すくい】

 関西は、奈良県大和郡山市。ここは、金魚の産地で数多くの品種改良された金魚が養魚されています。
夏の風物詩「金魚すくい」は、夜店の付き物です。大阪堺市から高速道路利用約40分程でこの大和郡山の
金魚を毎年仕入れるヘアサロンがあります。カット&エステ コンドウ( http://www.kondo38.com/ )
では、学校の夏休みが始まると同時にサロン店頭に金魚桶を置き、ポイントカードを持参する子供に「金
魚すくい」をサービスします。子供が散髪に来る都度、ポイントカード1枚が渡され、その枚数分だけ
「金魚すくい」が出来ることを知った子供たちは、毎年この恒例行事を楽しみにしています。ちなみに、
金魚すくい企画を取り仕切るのは、常連の子供。サロン側は、金魚桶と金魚とポイ(金魚をすくう紙製の
網)を用意するだけ。お父さん・お母さんも子供のためにポイントカード目当てにサロンを利用します。
これが繁盛のきっかけとなって、地域社会にもとけ込んだ商法です。                
 この企画費用は、金魚約500匹で\4,500円・ポイ200本が\2,200円。この情報は、大和郡山市の郡山金
魚資料館「やまと錦魚園」(奈良県大和郡山市新木町 TEL 0743-52-3418)に直接電話取材で情報を頂き
ました。ここでは、ミドリガメやスーパーボール・ヨーヨー等もあって、イベントに使う用品も扱ってい
ます。クロネコヤマトの宅配便で全国配達も可能。まずは、電話で尋ねて価格表をFAXして貰うことで
す。本誌で知ったと言えば、特別価格にしてくれるかも知れません。(=^^=)            

【提案−2 Microsoft Publisher 2000】

 大量のチラシや案内を印刷するには、印刷屋さんに依頼する方がコストも安いと思います。でも、少量
の名刺やPOPを作ったり、チラシやサロンガイドをタイムリーに作るなら、販促物制作ソフトが身近に
あれば、便利です。本誌では、Microsoft Publisher 2000を貴重なソフトとして使っています。(この
ソフトは、Microsoft Office 2000 の中に収録されています。) 理美容室に入ってサロン内部を見渡す
と技術のシステムや料金が不明で、すべてをコミュニケーションに頼っているケースが多いようです。サ
ロンが最も得意とする技術や、一番奨めたいヘアケア商品等があるのなら、サロンはもっと自己啓発すべ
きではないでしょうか。お客さまの立場は常に「選べる権利」があります。選ぶためには、選ぶメニュー
を明示すべきで、料金表・技術解説・最新商品情報・待ち時間表示・予約案内・スタッフ紹介・おしゃれ
情報・ホームケアの勧め等々。また、サロンスタッフを自己啓発するために、スタッフの胸に名前や出身
地・趣味等を書いたネームプレイトもよく目にしますが、最近のお客さまは、サロンを選ぶよりも、サロ
ンスタッフを選びます。スタッフの名刺やネームプレイトは、簡単にソフトで作ることが出来ます。サロ
ンの存在を外部にアピールすることは、大切なことです。消費者が「目的を果たすだけのサロン」と決め
てしまうのは、サロン側に責任があります。化粧品メーカーが配布するポスター・パンフレットも省力化
を理由に少なくなりました。でもこんな時こそオリジナリティなPOPやポスター・DMが作られたなら
その存在価値は大きく認められます。コンピューター導入がインターネットのために行われた場合でも、
ハードを単なるモノにしないためにも、このソフトでプランニングをトライされませんか? 出来れば、
お客様と共に作るという姿勢で臨まれれば、すばらしいモノが作れます。              

【提案−3 回数券】

 地下鉄や市バスの回数券も10枚買えば1枚おまけ。コーヒー好きの方が喫茶店発行のコーヒー回数券
を買って代金節約なんてこともありますね。理容室や美容室でも「カット回数券」「パーマ回数券」「カ
ラー回数券」を企画して割安感を持たせればどうでしょう。マガジンネタとしてこの案は、古いとお考え
の方もおられるかな? そこで、追加のアイデア。この回数券を近くにあるディスカウントチケット屋さ
んに「販売委託」することです。PR用のPOP広告も用意して交渉したところ、月間に43セットも売
れました。(大阪の話)。もちろん、現在も継続販売していますし、回数券の種類も増やしました。近くで
「売ることを専門」にしたショップとの提携することです。コンビニやガソリンスタンド・ハンバーガー
ショップ・チケット販売業者に持ち込めば、もっと市場は広がります。企画は、サロン中心だけで考えて
も、サロン自体に集客力の衰えがあるのですから、「売ることを専門」にしたショップとの提携を持ちか
ければ、それが話題になってその輪が広がります。ディスカウントしてまで技術しないなんて言う業界で
すが、消費者は生活防衛しながら、ショップを選んでいる現況なら回数券も一度見直すことです。そして
販売手法をも再検討してみては。ちなみに、地下鉄回数券は、地下鉄券売機で買わないで、キヨスク売店
で買う方が得するってご存じでしたか? ただし、この話は大阪地下鉄の場合です。(=^^=)

【提案−4 ノベルティグッズ】

 料金を支払った時に何気なく貰う「ノベルティグッズ」はどんなものが喜ばれるかを考えて見ました。
まずは、原価です。3,000円から15,000円ほどの売上に対しては、3%〜5%の宣伝広告費とすれば、90円〜
700円程度となります。一般に100円前後のノベルティが使われていますが、この程度なら貰わないで料金
を割り引いてくれる方が良いと思うのが消費者心理。ポイント制にして、1万円程度の品だったら貰う側
も喜びます。しかし、宣伝広告費を原価として顧客対策を練るサロンは少ないですね。次に、何のために
・誰のために・どんなものが貰って喜ばれるかを考えることです。つまり、「美容・理容」「おしゃれ」
「サロン関連品」「必要とする世代層」を考えてノベルティを選んでください。これがコンセプトです。
 理容室で代金を支払うと「マッチ」が手渡されていたのは、20数年前のこと。百円ライターに変わっ
たのは、10数年前。いまは、なにも頂けません。そんな中で、「紙製耳掻き&綿棒セット」をくれるとこ
ろがありました。また、駅前で配られる「サラ金のティッシュペーパー」は、お婆ちゃんが何度も往復し
て持ち帰ります。そんな中である美容室は、「ウェットティッシュ」として、パッケージされたものをお
客様に出すと、若い世代が化粧直しのときに重宝と言ってくれました。夏場のキャンペーンで汗する季節
とのことで、ハンディタオルをお客様にプレゼント。ただし、使われない普通のタオルではなく、「圧縮
タオル」であったことに意外性と、ポケットに忍ばせるのがおしゃれと喜ばれました。これら価格を本誌
で調査すると、次のような価格が解りました。
  「ウェットティッシュ」60円〜100円(サロン名入り1000〜3000個)「圧縮タオル」100円程度(サロン名
入り1000〜3000個)なお、これらを取り扱うサイトはここにあります。 http://www.create-jp.com/

【提案−5 ネットワークDM】

 理美容室がホームページを掲載することもPRの一環です。でもページ訪問者を誰に絞ってページを作
るかによって、PR意識にも違いがあります。携帯電話の保有数が固定電話を上回る今、Eメール送受信
が日常生活の中で活性化されますと、ネットワークの「狙い」であった広告PRが台頭して来ます。携帯
電話のカラー画面化・カメラ内蔵によるテレビ電話化は既に始まりました。サロンは、お客様のメールア
ドレスや電話番号をどれだけデーターとして持っているかによりますが、今までにサロンキャンペーンを
知らせるチラシやサービス案内のDMは、今後ネットワークを利用した形態が数多く出現します。タイム
サービス・デイサービス・新規開店案内・誕生日プレゼント・ポイント満了案内・イベント告知・サイク
ル通知・疎遠通知等は、電子メールでご案内とするサロンが認められます。また、これらを代理サービス
するところも増加傾向にあります。理美容室がネット活用を考える以前に消費者が保有する携帯電話やイ
ンターネットが先行するならば、企業が狙いどころとするサービスを今からサロンも対応するのはいかが
でしょう。このプランニング提案は、時期尚早と思われる方があるかも知れませんが、来年の今頃は、こ
のプランニングが華やかであることを予告出来ます。私の身の回りでもこのサービスを売り物にする会社
が集まりつつあります。個人メールアドレス・携帯電話番号を売るサイトがあることも承知のことです。
ネットワークを先駆けされたサロンは、改めて「サロン啓発」の対策を。

【提案−6 ポイントカード】

 飛行機に乗ると「マイレージサービス」と言うのがあります。飛行距離をポイントとして貯めて行くシ
ステムです。ポイントが貯まれば、「グアム往復チケット」が届いたりして<得した気分>になれます。
最近では、グループ企業も参加して、飛行距離だけでなく、支払代金がポイント加算されています。
 クレジット会社では、支払代金にポイントを付けて、プレミアムをプレゼントするのが常識。理美容室
の中でもこのようなポイントカードをサービスとして従来から行っている場合もありますが、紙製の会員
カードの裏に捺印する簡易なメンバーズカード。でも、顧客の立場からすれば、そのカードを失っても、
「大変だ!」と思わせるような「価値感」を持たせているでしょうか。
 顧客に「価値感」を持たせるためには、貰って得するプレミアムが必要。つまり、<得した気分>にさ
せる影の努力があって顧客は、それを評価します。いつ来るかわからない客を待つだけのサロンは、先ず
は、<損した気分>にさせないことが第一ですが、次の消費行動に結びつくのが<得した気分>を引き起
こすプレミアムサービス。これが顧客の輪を広げるコンセプトになります。
 印刷の分野で幅広く活動する凸版印刷株式会社とおつき合いする機会がありました。この会社もアナロ
グ業務からデジタル業務への転換をスムーズに進め、ポイントカードシステムを発表しています。その商
品は、TPM(トッパン・プロモーション・マネージャー)と言うパッケージ。ポイント発行機・顧客管理分
析ソフト・ポイントカード1000枚(定型デザイン付き)がセットされています。Windows98/NTが設定された
パソコンにソフトをインストールして、ポイント発行機をパソコンに接続して利用すると、顧客登録・ポ
イント発行・景品交換等のポイントシステム管理が行えます。データー入力によって、顧客分析・顧客抽
出・レスポンス分析が行えます。ユニークなところは、ポイント発行も通常の2倍や3倍設定が出来て、
雨の日特典や誕生日特典等の差別化入力が出来たり、ランダム抽選機能を使えば、ポイント入力時にファ
ンファーレが鳴って、遊び演出もパーフェクト。アンケート機能入力でポイントアップさせる画面やDM
ラベル出力機能も装備されたり、カード印字面を使って、イベントやセールの告知書き込みも出来ます。
応用次第で、インターネットの電子メール案内も活用できる優れもの。ちなみにこの商品の価格は?
 オープン価格になっています。お尋ねは、本誌編集長宛に。なお、これに類した一般産業向けに着々と
企画を推進するサイトを調べました。こちらもご参考の上で。

リーバル株式会社(東京)
http://www.rvl.jp/
日本カード株式会社(大阪)
http://www.nippon-card.co.jp/
ももりんポイントカード(福島)
http://www.fmcnet.co.jp/point/point.html
日本電気システム建設株式会社(東京)
http://www.nesic.co.jp/solution/c_07.html
株式会社アクティブ(東京)
http://www.i-active.co.jp/
合同技研株式会社(広島)
http://card.gr.jp/
株式会社日本データーコム(大阪)
http://www.ndatacom.co.jp/
リライトカード リーポップ(茨城)
http://www.repop.ne.jp/card/
株式会社ナテック(大阪)
http://www.natec-japan.co.jp/
凸版印刷株式会社(大阪)
http://www.toppan.co.jp/products+service/pointcard/index.html

【提案−7 福袋】

 今の時期、特定郵便局に行くと(郵便本局でも)百貨店の福袋が予約で購入出来るようになっている。 20
世紀も残すところ1.5ヶ月となった。2001年のお正月に著名百貨店から「ゆうパック」で届けられる福袋は、
軒並み同じ企画で準備されている。共通した価格は、郵送料・消費税込みで\10,000。限定個数がこちらも
共通して5000個〜7000個。5000万円〜7000万円を全て売り尽くすパワーで企画される。郵便局に置かれる
パンフレットを持ち帰り、直接百貨店に問い合わせすると、バッグ・ポーチ・腕時計・ペンダント・紳士ベ
ルト・婦人カシミヤセーター・置時計・折傘・財布の中から4〜5点、倍額以上の内容をセレクトして、「正
月3が日に、福が来ますよ!」と教えられた。
 かって、新年明けて「初荷企画」を理美容用品商社として、サロンが使用する業務用用品を新年の挨拶と
共に、サロンに縁起納品を行ったことがあった。電機機器メーカーや酒造メーカーがよく行った商法を展開
したが、今はその風潮も忘れられがちのようです。手法を変えれば、これも時節を考えた販売方法です。化
粧品メーカーがもっとサロンや消費者のメリットを前に出して、改めた新年2001年企画を考えたらどうか。
繁盛店は、作られると示唆するように、サロンの活性化も、作られる
 サロンに対流したヘア化粧品在庫を処分することと、一番売れている商品をミックスして、破格価格で福
袋を作る。その中に忘れず、新年の来店を願う技術割引券や優待券が入っていれば、消費者はうれしい。他
人の商法を我が業に活かすのも忘れてはならない。まもなく新世紀21世紀が近づいてきた。新年明けての企
画をそろそろ準備する頃ですね。その前に「カウントダウン・パーティ」でしょうか? おしゃれには、イ
ベントがよく似合うと思います。

【提案−8 CM付きDM】

 季節柄、インターネットメールでカードを送られることが多くなりました。サロンでオリジナルのDMを
出されることもありますが、印刷コストやリピート率も苦労の種です。クリスマスカードや年賀状は、今後
WEBを通じて交わされることも多くなります。自らグラフィックソフトを使ったり、市販CDソフトで作
成するのも方法ですが、CM入りを覚悟するなら下記にあるサイトでは、コメント入力とメールアドレス一
斉登録で期日指定も出来て、無料で配信してくれます。それも数多くの良質なデザインや企画も添えて。こ
れを利用した季節挨拶・サイクル通知・疎遠問い合わせ・キャンペーン通知・来店礼状等を出されてはいか
がでしょうか。サロン担当者を決めて、毎日の業務にすれば確かな「売りへの挑戦」が出来ます。その為に
は、お客様のメールアドレスを収集する努力をお忘れなく。また、最近では発送代行業なんてのがあったり
もします。本誌では、助成金制度を利用して、サロンがこの発送代行業を新規事業創出助成金を受け、新ス
タッフ賃金を国から援助頂くケースを成立させました。ものは、考えよう一つですよ。(=^^=)

Ynot e-Card
http://www0.ynot.co.jp/
@niftyグリーティングカードエクセレント
http://www.nifty.com/card/
Hi-HO eカード
http://town.hi-ho.ne.jp/ecard/
ISIZE eCARD
http://www.isize.com/card/
ディズニーのグリーティングカード
http://www.disney.co.jp/d-card/
お年玉くじ付き電子年賀状なら
http://www.nenga.co.jp/
プロ野球グリーティングサービス
http://www.puroyakyu.com/greeting/greeting.cgi
グリーティングカードを送ろう
http://with2.net/card/
携帯電話向けグリーティングカード
http://nao.cside2.com/greeting/
クリスマスプレゼントを貰う
http://www.xmas.ne.jp/

【提案−9 CD−R化】

 パソコンもハードディスクが20Gとか、30Gとかの大容量なものが出回り、その価格も益々手頃なものにな
っています。10年一昔(ひとむかし)は、今や3年一昔と言えそうです。ご存じの通り、1枚のCDには500枚
ほどのFDを収録する容量があります。CD−R・CD−RWに書き込み・書き直しが個人でも普通に出来
る時代。お手持ちのコンピューターメモリにデーター保存しなくても、簡単にデーターを移し換えることが
出来るようになりました。貯まったビデオ情報をCDに書き換える。文書ファイルもHTMLファイルも暇見つ
けて、コンパクトで場所を取らないCDに移す。こんなことなら、サロンPRもこれで行っては如何でしょ
うか? サロンメニューやスタイル予約ファイルを入れたPR−CDをお客様に配布する。また、サロン求
人用に作った案内を全国の学校に配布すれば、今やパソコン教育が盛んになる学校なら1枚の求人票よりも
積極的に見てくれる。何も専門家に依頼しなくても、自らのマシンでも出来るようになりましたね。
 また、発想の転換を考える中、「注目されるCD」を思いつきましたが、これがありました。「デジカー
ド」と言う名称で、名刺サイズにしたCDを作ってくれるところがあります。CDは、丸いと思い込まずに
四角に出来ないか? ハートマークなんてどうだろう。このマークは、バレンタインデーだけに独占されて
たまるかと思ったら、日本ビクター株式会社で作っているとのこと。但し、名刺サイズのCDなら、約30MB
の容量内で、映像・音声・プログラム等のデーターが書き込める。カラー静止画で約500枚(JPGファイル60
KB×500KB)。動画なら約20分(QT:320×240/15fps/Sorenson圧縮時)。少ない費用で効率的に新しいイメー
ジをアピール出来たり、コンパクトで効果的なDMになります。ただ、気になるのはパソコンのCDドライ
ブに入れて作動させると、異音がすること。これは、空気抵抗に関係して、角張った部分が空気を振動させ
る音。また、顧客データーにすればと考えるが録画・録音部分の露出面劣化を考えると一考。
 ちなみに、生CD−R名刺版なら500枚発注で1枚あたり、170円程度。必要なら、本誌でも予約受付けま
すかね。(=^^=)

【提案−10 サロンパーティ】

 サロンが少し広いなら、サロンスタッフの誕生日や、サロンの創業記念日には、サロンパーティを開いて
はいかがか。理容室や美容室は、おしゃれなお客様を創るところ。アンケートでは、交流の場を求める声が
よく聞かれる。美しくおしゃれしても、出かけて行く機会がないと。お客様にタキシード着用とまで行かな
くても、思い切ったおしゃれを演出してあげて、サロンをパーティの場に作り替える。サロン利用回数に応
じて、パーティ券をプレゼントするとか割引価格にする。ワインや手料理持ち込みと言うのも一つの手。
 横浜南区の美容室ラ・メルヘン(TEL 045-261-9201)では、サロンが定期演奏会の会場に一変する。サロン
には、元々グランドピアノを置き、パーマやカラーをしながら、ピアノ演奏を聴きながらおしゃれを日常で
も行っている。時には、ソプラノ歌手を呼んだり、バイオリン演奏で心を落ち着かせてくれる。ワイン片手
におしゃれと会話を楽しむ空間を提供するのもサービスの一つと考え、毎回の企画は、お客様のリクエスト
を取り入れて企画する。
 サロンスタッフも同じようにおしゃれをして、お客様を迎え入れる。開催前後10日間程は、これらの話が
サロンを賑わせる。結果、テレビ局や新聞社の目に止まり、パブリシティも大成功。次回は、本誌がネット
中継に参加する。地域一番店になるのもお客様やサロンスタッフが「共に楽しめるビューティプランニング」
が必要なのです。サロンを支持するお客様の参加で、バースディケーキの火を消すなんて演出するだけで、
誕生日を迎えたサロンスタッフは、日頃の仕事の辛さも忘れてしまうひとときが作れるのではないか。この
サロンでは、最後にお客様が持ち寄った家庭の不要品オークションを行う。時には、ビンゴゲームでヘア化
粧品プレゼント。これも出入りのディーラー協賛のもの。ちょっとした工夫でお客様が増え続けるアイデア
があるようです。

【提案−11 携帯電話DM】

 街角では、若い女性がバックから携帯電話を取り出し、電話するのではなく素早い指の動きで携帯電話の
キーを押しています。元来、携帯電話は、文字通り「持ち運べる電話機」として誕生しました。それがいつ
の間にか、インターネットが押し進める情報サービスが付加され、小型化と高性能化も相まって、今や話す
機器から使う機器へと進化しています。パソコンによる電子メールもDMの一つとして取り入れることを提
唱しました。別の層が利用すると思われる携帯電話にDMを送ることも情報伝達手段として、もっと考えて
行くべきではないでしょうか?
 理美容サロン業の商圏は、半径三キロメートルから五キロメートル程度でしょう。顧客が持つメールアド
レスに対応すると、日本国中のみでもなく、世界にも領域が広がります。また、対象者も年齢・性別・地域
の制限なく顧客層に出来ます。考えてみれば、これだけで業務改革が出来るのです。
 レンタルビデオ店から新着ビデオ案内が届きました。パチンコ屋ですら毎日の開放台を携帯電話で案内し
ます。理美容サロンも来る客を待つだけでは、生活衛生産業の中に埋もれて行きます。以下に携帯電話を使
った一歩先行く企業があります。サロン企画を消費者と共に連結するヒントとしてお考え下さい。
 但し、携帯電話は、充電中も受信可能状態にしているため、真夜中発信は御法度です。(^_^;)

■サイバード http://www.cybird.co.jp/
 モバイル・コンテンツ・プロバイダーで、携帯電話専門として、全国147アクセスポイント、海外34ポイ
 ントを設置し、会員登録10万人。2001年1月31日現在67の提供コンテンツが毎日3回の更新によって発信
 される。
■ドワンゴ日本法人 http://www.dwango.co.jp/
 「釣りバカ気分」「サムライロマネスク」等のiモード版ゲームコンテンツ配給で1997年8月に設立され
 たにも関わらず、年商10億を稼ぐ。ゲーム機メーカー倒産を誘因するiモードコンテンツ。
■GIGAネットワークス http://www.giga.co.jp/
 携帯電話に流れる着信メロディサイト。有料会員数約150万人。リコー系通信カラオケメーカーとしての
 ノウハウが若い世代層に受けた。3曲ダウンロードして月額100円。つまり月額約1億5千万円が使用料収
 入となっている。
■ドースル・ヤフー http://www.pim.ne.jp/
 個人やグループのスケジュール管理や情報を携帯電話でまとめて管理できるソフトを作るPIMがヤフー
 と合併してコミュニティを作る会社となった。注目のインターネット接続携帯電話となる。
■京急百貨店 http://www.rakuten.co.jp/keikyu/
 百貨店の会員に携帯電話を配布して、登録した顧客に生鮮品の入荷状況や特売情報を配信。従来の新聞折
 り込みチラシよりも鮮度の高い情報とタイムラグ解消・コスト低減を行い低迷する百貨店業の中でも携帯
 電話のメリットを活かしたサービスを行います。
■富士通FIPモバイルキャンパス http://www.fip.co.jp/news/press/mocam/
 大学の学内情報を開始した。学校からは、学生個人と全員へ二つの告知方法を使い、学生からは自分に関
 係する掲示板を確認する。少子化時代を迎え、サービスの質と差別化で対応する大学が急増。
■東急ホーム工事行程管理システム http://www.tokyu-home.co.jp/
 住宅設計・販売を行う同社は、建築現場の担当者に対してiモードによる行程管理システムを導入。工事
 の進行状況・資材納入・顧客問い合わせ等を速やかに本社サーバーによって活性化させる。
■課金代行サービス「カルレ」 http://www.calle.ne.jp/
 NTTコミュニケーションズは、NTTドコモのiモードのコンテンツ提供者に対してコンテンツ審査を
 行い、ユーザー代金を回収・支払を代行する。情報発信者が抱える課金回収を電話料金共に徴収する強み
 を活かした制度。
■バイク便の「ダット・ジャパン」 http://www.dat.co.jp/
 街を走るバイク便。渋滞の多い土地では、最速を誇る小荷物配送システムです。登録されたライダーがコ
 ールセンターからiモードメールを受け、依頼主の元へと瞬時に配達する。商品納入・代金回収を行う新
 しい流通制度。
■自動販売機と交信「アベックス」 http://www.apex-co.co.jp/
 自動販売機を様々な場所に設置して、中身商品の補充・点検・清掃・売上管理等の一貫したサービスを行
 う中で、自動販売機を最良の状態に保つには、自動販売機自体にその状態を教える操作を組込みました。
 こんなところにも無人化通信が活かされています。
■住友生命保険相互会社 http://www.sumitomolife.co.jp/
 住友生命では、iモード端末を使い嘱託医紹介システムを取り入れて保険加入予定者の健康診断を行いま
 す。契約申込時に郵便番号や住所等をiモードに入力して、最寄りの嘱託医をフィードバック。今まで時
 間と手間が掛かっていたことを瞬時に解決。
■ジャパンネット銀行 http://www.japannetbank.co.jp/
 店舗を持たないインターネット専用銀行が急激な顧客を集めています。無駄な人的経費・設備経費が無い
 ため、金利が高く、手数料は安い。普通の銀行が行うサービスに情報を添えて時代を変えます。
■和歌山市 http://www.city.wakayama.wakayama.jp/
 市職員全員に市民サービスを目的とした携帯電話所持を義務づけ、業務中・時間外の連絡は、携帯電話シ
 ステムを活用させました。通信料金明細分析によって、通信費は市の負担。本体は自己負担としたところ
 に話題を集めました。今後のシステム化が行政を変化させます。

長文をご覧頂きまして、ありがとうございました。

このエッセイは、 無料メールマガジン週刊「日本の理美容室」で毎週火曜日に掲載したものです。

本原稿の無断転載使用は、お断り申し上げます。ご利用は、弊社まで。